運 動

 

人は動ける限りは動いたほうが良いように思われる。
しかし、無理は良くない、不足も良くない。
というところで、芳村では『五分間の散歩』を勧めている。
コレはたかが五分間ではあるが、言ったとうりに実践してもらえれば、一時間二時間の散歩にも勝るとも劣らないと言っても過言ではない。
と言ってもムツカシイ技術は要らない。ほとんどの人はその日から簡単にできる。
その人の体力に応じて少しだけ早めに五分間歩く。コレは家の近所をちょっと行ってすぐ帰ってくる、といった感じである。
何よりも短時間ですむのが良い。
歩きながら手足の動きに合わせて三呼三吸の呼吸法をする。コレは三回、短く鋭く区切ってハッ、ハッ、ハッと息を吐き、次いでスッ、スッ、スッと吸う。これで上等の腹式呼吸法ができている。
二週間この呼吸法と早足を続けたら、次にはほんの少しスピードを上げて歩く。二週間たったら又少し早く歩くことをさらに二週間続ける。二週間ごとに少しずつ早くする。
かなり早くなったところでその早さを維持する。その目安は毎日歩いても疲れが溜まってこない速さということになる。
これは結構な瞑想にもなる。
心身のバランスがドンドン高まってくる。
心と体の力が強くなり、生命力・免疫力・治癒力が最高となる。
などと難しいことまでは言わなくても、少なくとも気分は爽快になり、体は元気になる。
それだけでも十分かもしれない。

2002.6.12

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