変なもの見つけた

下図の六角塔を見たときには、牧草を入れておくサイロだろうと思った。

だが、見れば窓があり、その窓にはカーテンが吊ってある。してみると、これは人が住んでいる住居なのだ。

そういえば、合理的な建築物として六角塔を紹介した週刊誌を読んだことがあるぞ。

六角塔を見つけたのは市の中心をはずれた辺鄙な場所だった。次の建物を見かけたのも市の中心から遠い村部で、誰が何のために建てたのか見当がつかない。料亭が客寄せのために建てたのだろうか。

        

広大な六道原の真ん中ににょきりと立っている奇怪な建物。これは農協の穀物収納タワーだ。右側に細長い筒を寄せ集めたような部分があるが、ここに籾やらトウモロコシやらを保管して置くらしい。

街を歩いていると、住人が放棄した廃屋を見かけることがある。しかし、下図に見るような倒壊寸前の廃屋を見ることは、まず無いと言っていい。場所は三峰川の上流、美和ダム付近。以前は商店だったと思われるが、ダム建設のため周りの住民が移住してしまったから、廃業のやむなきにいたったのだろう。

次は民家の庭前で見た松の大木である。人が傷口に包帯を巻くように、傷ついた幹にカバーを被せて保護してある。

次は庭園業者の敷地。ほとんど無数と言っていい植木が広い敷地一面に植えてある。これだけの木を消化する市場は伊那谷にないだろうから、大都市向けの「商品」かもしれない。

農村部のとある空き地に、石で彫った観音像が立っていた。端正な表情の観音像で、天上から穢土に天下ってきた天女というような風情である。どうして、こんな所にこんなものがあるのだろう。

次の二つの写真は、ありふれた「自然現象」で、第三者には意味がないであろう。けれど、偶然これを撮影した当人には、貴重な写真だと思われるのである。

注釈をつけておけば、上の写真は雲間から一条の陽光が天竜川に落ちてきたところであり、下の写真は青空に虹がかかっているところだ(注釈付きでないと分からない写真を載せるとはね)

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